お知らせ

統一合判(小5・9月)算数|目標と注意点

2025.09.12

お知らせ

試験日が近づいてきました。SOCRAでは、過去3年の出題傾向から“やりがちなミス”を先回りして潰す作戦で臨みます。
当日は円周率=3.14で計算します。時計の持参もお忘れなく。

 

全体の時間配分(50分)

  • 大問1:5分|5/5 正解目標
  • 大問2:11分|6/7 正解目標
  • 大問3:6分|2/3 正解目標
  • 大問4:8分|2/3 正解目標
  • 大問5:7分|2/3 正解目標
  • 大問6:7分|2/3 正解目標
  • 大問7・8:4分|6問中2問(主に(1)狙い)
  • 見直し:2分
    ※残り時間を各大問の切れ目で必ず確認し、「粘る」より「回す」を優先します。

 

大問1(計算)— 目標5分/5問中5問

頻出と対策

  1. 平方数…13²=169、18²=324。覚えていなければ筆算OK
  2. 小数の加減小数点をそろえる/たし算か引き算か確認。不安なら逆算で検算(例:4.5−0.35=4.15 → 4.15+0.35=4.5)。
  3. 小数↔分数…0.25=1/4、0.375=3/8 など。分数に直すと楽なことが多い。
  4. 分数の加減通分→計算→約分を忘れない。
  5. 計算順序…( )と×÷優先。×と+の見間違いに注意。

大問2(一行問題)— 目標11分/7問中6問

頻出と対策

  1. 分数を小数に/位どり…例:3/4=0.75、2/7 は割り算→循環小数周期余りに注目。
  2. 割合(百分率・歩合)
    • 0.34 ↔ 34%
    • 2割3分5厘=0.235(※「厘」まで出ることあり)
    • 文章→式:
      400円の30%=400×0.3=120円
      500mの□割が200m → 500×□=200 → □=0.4 → 4
    • 小数のかけ算は小数点の打ち忘れ注意
    • 単位変換を先にそろえる(長さ・重さ・かさ)。
  3. 多角形の内角の和…(□−2)×180°。
  4. 四捨五入の位…「百の位まで」→十の位で丸め/「千の位まで」→百の位で丸め。
  5. おうぎ形の面積=半径×半径×3.14×(中心角/360)。
    • 先に「半径×半径×中心角/360」を済ませ、最後に3.14
    • 覚えプリのよく出る角度(30°/45°/60°/90°/120°/180°)は即処理。
  6. 直方体の体積=たて×横×高さ。写し間違い・ひっ算ミスを警戒。

大問3(数の性質/倍数・余り)— 目標6分/3問中2問

基本の型

  • 1〜100 の7の倍数:100÷7=14個
  • 100〜500 の5の倍数:
    1〜500 → 500÷5=100個
    1〜99 → 99÷5=19個(※1〜99がポイント)
    よって 100−19=81個500−100=400 → 400÷5=80 という誤りに注意)。
  • 9で割ると2あまる数=9×□+2。□=0から開始 → 2, 11, 20, 29, 38, …(縦に並べて数えるとミス減)。
  • 等差数列の一般項:初項+差×(□−1)(大量に数えるときに使用)。
  • 「3けたの数」=100〜999
  • 個数の定番ミス:2から5までの整数
    5−2+1=4個+1を忘れない)。
  • 2けたの整数:10〜99 → 99−10+1=90個

大問4(平面図形/円と正多角形)— 目標8分/3問中2問

使う道具と思考

  • 与えられた数値を書き込み、視野を狭く。
  • 円の面積=半径×半径×3.14(半径×半径 は正方形の面積)。
  • 二等辺三角形の底角=(180−頂角)÷2。
  • 正方形の面積=(対角線×対角線÷2)。
  • 正三角形を見つけると中心角や辺が決まる。
  • 周の長さには直線部分も入る。
  • 30°三角定規は2枚で正三角形になる性質を活用。
  • 行き詰まったら「未使用の条件」を再確認。

大問5(文章題/消去算)— 目標7分/3問中2問

書く場所と手順

  • 計算は用紙の下の余白へ大きく。
  • 文字式化:りんご4個+みかん5個=570円 → り×4+み×5=570
  • そろえる:
    り×4+み×5=570 …①
    り×5+み×3=550 …②
    りをそろえるため①×5、②×4(両辺とも倍)。
  • 3つの消去算:
    A+B=10、B+C=12、A+C=16
    → 全て足す:2(A+B+C)=38 → A+B+C=19 → A+B=10 より C=9

大問6(空間図形/水そう・容積)— 目標7分/3問中2問

鉄則

  • 直方体の体積=底面積×高さ
  • 水の容積=底面積×水深
  • 板の厚さがあるとき:
    たて・横は2枚分引く/高さは1枚分引く。
  • 例:外寸 12×15×7、板厚1
    直方体=12×15×7=1260㎤
    水そう内寸=(12−2)×(15−2)×(7−1)=10×13×6=780㎤
    板の体積=1260−780=480㎤
  • 1L=1000㎤。牛乳パック(およそ 7×7×20=980㎤)をイメージすると忘れにくい。

大問7・8(年により変動)— 目標4分/6問中2問

  • (1)だけ狙い撃ちで得点差を作る。
  • 調べる・当てはめる・条件整理で、小得点を拾う。
  • 前半で時間を節約し、試す余裕を作る。

 

試験終了前の過ごし方(最後の2分)

  • 未記入を埋める(見当がつくなら推測でもOK)。
  • 0↔6/4↔9読取りミスチェック。
  • 問題用紙に転記した答えを〇で囲んで見直し

直前1週間のご家庭サポート(チェックリスト)

  • 四則の検算(逆算・概算)を1日5分。
  • 単位変換(km/m、kg/g、L/mL、%/小数/歩合)の口慣らし。
  • 面積・体積の公式おうぎ形の角度対応を親子で口頭確認。
  • 板厚の引き方(横・縦は2枚/高さは1枚)を図に書いて復唱。
  • 持ち物:時計・えんぴつ多め・消しゴム2個・受験票。

 

保護者さまへ

本番は「取り切るべき基本を確実に」「迷ったら回す」「最後に埋める」の3点が勝敗を分けます。残り日数はミスの芽取りに集中して、落ち着いて当日を迎えましょう。SOCRAも伴走します。応援しています!

※目標解答時間・目標正解数はあくまで目安です。各自の目標設定をして、テストに臨みましょう!

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