中学受験コース(個別指導)

SOCRA-jr.の個別指導とは・・・

大きな目標を持たせ、それを自己解決させるための適切な課題の提供

成功のためには、目標を持つこと、そして自分の可能性を最後まで信じ抜くことが必要です。成果を上げるために、なりたい自分を描くこと、またその大きな目的の実現には何が必要かを考え、今の自分の現状を知り、克服するための小さな課題をクリアし続けることが大切です。

目標を共有し、適切な課題を与えられると、子どもたちは、学びに手ごたえを感じることができ、「やればできるのだ」と自信がついて、その自信が次のやる気となり、「もっと知りたい」、「もっと解いてみたい」という好循環が生まれるのです。

このマインドを認知心理学者ミハイ・チクセントミハイ氏は、「フロー理論」として発表しました。この状態においては、子どもたちは、きわめて集中していて、学ぶことを本質的に楽しんでいるといえます。

主体的な学びは、考えることを習慣化させ、考えることで、自分自身をより深く知ることができ、学習する過程で、直面する困難に自己解決する術をも身に付けることができるのです。自ら課題を創出し、分析し、解決を図り、そして必要ならば修正するという、成長するために不可欠なサイクルを共に作りあげていきたいと考えています。

明確な学習プランの作成

多様な学び方に対応するために、個人に合わせたカリキュラムを作成し、何をいつまでに、どのくらいのレベルまでやるかを見つけていきます。「いつでも、だれでも、どんな時でも」と真剣に自分の限界を超えようとする者すべての生徒に入塾する機会を与えたいと考えています。

確かな学力形成のため、どれくらいできるようになったかの実力判定を到達度チェックテストにて行い、学習計画を修正していきます。

中学受験コースについて

4つのポイント

①自分イノベーション

学力向上のために、勉強を「努力」すること、勉強に対する「態度」を作ること、日々の学習を怠ることなく「準備」させることの3つをコントロールすべく日々取り組んでいます。勉強は正しい方法×学習量に比例すべきであります。やる気を引き出す授業において、主体的に学ぶ姿勢を身につけてほしいと思います。双方向型授業にて、生徒一人一人とのコミュニケーションを図りながら授業を展開します。

②基本事項の徹底

一見難解に見える応用問題の類も、その要素を突き詰めてみれば、基本事項の組合せや理解の深度を計るものがほとんどです。そのため、考えるきっかけとなる知識の習得は欠かせません。各科目、必須知識の十分な理解と運用力を身につけるため、十分な演習量を確保して行います。

③解くための型を身につける

覚えた公式や知識を活用して、発展的な問題にも挑戦していきます。身につけた知識を問いの求める形式に如何に判断し、組合せ、表現するか、感覚ではなく論理的に詰めていく練習を行います。手の動かし方や線の引き方などの作法をはじめ解答作成までの一連の型を順序立てて指導します。

④絶対的学習量の確保

学んだことをしっかり身につけるために、各授業、講義による理解だけでなく演習に十分な時間を割き、必要十分な学習量が確保できる授業設計となります。家庭学習のサポートとして次回授業までの課題を提供するため、何をしたら良いかと迷うことなく学びに専念することができます。

目標 各自の志望校に応じて、学力の向上及び合格を目標とします。
対象 小学4年生~6年生
内容 志望校と本人の学力を比較し、本試験から逆算した「個人にあわせたカリキュラム」にて、合格へ導きます。
指導 学力レベルに応じた指導を行います。各科目の進捗度・実力把握を行い、国語・算数の主要科目を按分したカリキュラムにて「ゆっくり、急ぐ」ことを本人に自覚させていきます。そのために無理のない課題を設定して、家庭学習をサポートしていきます。
科目 算数・国語・理科・社会・英語のうち、ご希望の科目(1科目から可)
他塾連動として、SAPIX、日能研、エクタス、早稲田アカデミー、四谷大塚などのフォローも行っています。

各科目の指導方針

国語

国語で求められる力は、文章を通して筆者の設定した問いと答え、それに至る筋道を読み解く読解力、出題者が設定する問いで求められている条件を洗い出し、課題文と突き合わせて判断する思考力、相手にわかりやすく伝えるために、言葉を紡ぎ、表現する記述力であると考えています。まずは、正確な知識を身につけることから初め、その知識を用いて文章を正しく読み解き、導いた答えをわかりやすく表現する総体として国語力形成を目標とします。

説明文 言語の論理構造に着目し、課題文を正確に読むことを行い、解答作成においては理由づけを徹底します。
物語文 心情変化を「時」や「場所」など場面展開、時代・人物像・境遇など「背景」を前提とした出来事や行為との因果関係により読み解きます。
記述式指導 出題への真正面への解答を作成し、より分かりやすく説明することを目標とします。

算数

SOCRA-jr.の考える中入試算数は「これなら自分にもできそう!」に始まり、「解けたから何か楽しい!」で広がっていきます。このスタートが決まれば「わかるまで考えたい!」「途中でミスしたくない!」「何が何でも正解したい!」という主体性を生み出し、勉強そのものにいい影響を与えると考えています。

代数 如何に早く、正確に解くのかを追求するため、創意工夫と合理化を目指します。
幾何 より発想的に解答を出すために、「基礎の応用」ができる思考力を育成します。思考の継続を行うことで問題を自力で解ききることを目標とします。
パズル 公式に捉われない解答方法の確立のため、思考する機会を多くとり、あらゆるジャンルの問題にチャレンジしていきます。

理科

生物分野 虫・人の構造には、目的に適った合理性を有することを理解し、説明する知識の獲得を目指します。
化学分野 燃える物と燃えない物の区別を行い、「反応し、化合し、結合する」を学んでいきます。
物理分野 摩擦や重力を条件とし、実体的算数として、公式の工夫・変換・転用を学んでいきます。

社会

地理分野 日本の気候に応じた背景をベースに、単純な暗記ではなく、知識の結びつきを習得していきます。
歴史分野 日本クロニクルを順序立てて行うだけでなく、民族史、経済史などテーマ毎の切り口で知識を深めていきます。
公民分野 時事問題を通じて、憲法を学び、経済、生活環境を習得していきます。

SAPIX算数 よくある質問

Q 5年生です。サピックスの算数の勉強は、何を、いつ、やればよいですか?

A まず、授業のある日は20:00に終了なので、21:00頃には帰宅すると思います。

帰宅したら、食事などもあると思いますが、デイリーチェックの間違い直しだけはしておくと良いです。

もし間違い直しができなくても、わからない問題とできるはずだった問題は分類しておきましょう。

もし続けてできるならば、デイリーサポート冊子前半の「デイリーアプローチ」で授業で取り扱った問題を思い出して、これは理解できた→〇、これはちょっと心配→△、これはわからない→✕などの分類をしておきます。

ここで、保護者の方には次の日にお子様が算数の学習に取り組むまでに「daily support A-D」と本人が付けた印から、A-Dの問題(各4題程度なので、合計16題程度です)との対応を調べておいていただきたいです。

サピックスの問題は数値替えの問題が多いため、必ず対応する問題をデイリーアプローチから見つけることができます。

はじめのうちは慣れないかもしれませんが、続けていくうちに見つけやすくなりますし、お子様の理解不足になりやすい問題も把握できるようになります。

もし可能でしたら、その問題を1パターン(数値替えの類題は不要)だけで良いので、写真に納めておいたり、スキャンしておいたりするなどして、ストックしておくことをお勧めします。

授業の次の日(平常授業が月なら火曜日、水なら木曜日、金なら土曜日)には、サピックスがお休みなので、算数のデイリーサポート冊子に取り組みます。

前半の「daily support A-D」までを仕上げること、後半の「復習と演習」で理解を確認すること、が目的です。
「daily support A-D」の演習では「デイリーアプローチ」の対応する問題を確認して、✕(場合によっては△も)の印がついていたら、マイページから動画を視聴するのが良いです。

動画は遷移させて自分が確認したい部分に絞って、状況によっては倍速にして視聴できます。

視聴後に演習をしてみて、「daily support A-D」を完成させていきます。

動画視聴によって解決した場合は、✕→〇などのように印を変える、取り組んだ日によって印の色(授業当日の印はピンク、授業翌日の印は水色、週末の印は緑など)を変える、などするとどのような経緯で理解が進んでいったのか、あとで振り返りやすくなります。

「復習と演習」は前回のテーマの復習なので、デイリーチェックで間違えた問題とのつながりを確認することが重要になります。

デイリーチェックで間違えた問題が見つかったら、その問題は改めて解いてみて理解を確認することをお勧めします。

最後にデイリーサポート冊子の最後にある「計算力コンテスト」の取り扱いですが、計算ミスが多い(例えば「基礎トレ」で①-③前問正解できる日の方が少ない、授業前の「基礎力定着テスト」で、表の左の計算問題を必ず1つは間違える)などの場合は、できるだけ演習した方が良いです。

計算の工夫が必要な問題(小数を分数にして処理した方が良い、分配法則を使うと効率よく処理できる、計算の順序を入れかえることで暗算でも計算できる、など)が数多く掲載されていますので、「何か工夫できないかな?」という気持ちで演習することが重要です。

継続的に取り組むうちに、次第に計算力が向上が実感できるようになるはずです。

計算力コンテストの問題は全部で40題(10題×4セット)ありますので、全部を一気になるのではなく、1週間の学習計画の中に組み込んで、サピのない日に必ず10題やる、などとルールを決めて継続することをお勧めします。

このように、翌日までにこれらのことができると良いですが、残ってしまった場合は、週末(土曜日と日曜日)を活用して、仕上げられるようにしましょう。

ただし、目標はあくまでも「授業後、次の日までに仕上げる」です。

なぜなら、6年生になると土特、SSなどの講座が始まり、週末をうまく使えなくなってきて、予備日がなくなってくるからです。

そんなこと言われても本当にできるだろうか、と思うかもしれませんが、今までのサピックスを卒業して中学校に進学した先輩たちは、みんなこの課題をクリアしていっていますから、きっと自分もできるはず、できるようになるぞ、という強い気持ちで頑張ってみて下さい!

Q 6年生保護者です。今4月ですが、志望校はいつまでに決めればいいですか?

A 夏休み明けの9-10月に固めるのが良いと思います。

サピックス前期は火曜・木曜・土曜の通塾になります。

平常授業は火曜・木曜に圧縮(その分授業時間が1時間長くなり21:00までになります)され、土曜には「土特」と呼ばれる演習中心の授業が始まります。

まだ、志望校対策と呼ばれる授業はなく、夏休み中の「夏期志望校別特訓練成」、9月に入って「SS(Sunday Sapix)」が始まり、過去問演習の指示が出て、いよいよ本格化ということになります。

前期の4月・6月に志望校判定サピックスオープン(SO)を受験し、Aタイプ(知識・選択肢中心)の問題とBタイプ(思考力・記述中心)の問題の適性を判定します。

2-3月の入試報告会で情報を収集し、偏差値一覧表も最新のものに更新されます。

4-5月にはサピックス各教室での保護者面談があります。

そこで一度、その時点での志望校を提出することになります。

併願パターンの資料もマイページからダウンロードできますし、気になる学校は説明会の日程を調べておく時期です。

ただし、この時期では受験校を絞り込むにはまだ早いと言えます。

この後の学力の伸びも考えられるため、現時点でのに志望校を選択してしまうことで、親子ともども現状維持で満足してしまう、ということもなりかねません。

「もし明日が入試だったら」という観点で考えると、現状の成績には余裕があるということもあり得ますが、これからどの受験生も力を伸ばして受験当日を迎えるわけですから、まだまだ安心はできないわけです。

そのため、ある程度、現状の学力から目指せる上位の学校を選んでおくことが、選択肢を広げるために有効であると言えます。

その後、指標となる模試(SO、マンスリー確認テスト、組み分けテスト)などを受けていき、絞りこんでいくようにしましょう。

夏休みいっぱいは、この意識を継続すると良いです。

9月に入ったら、絞り込み方について、続きをご説明します。

Q サピックス5年生です。クラスアップの秘訣を教えて下さい。

A クラスアップが可能なテストは以下の2つのテストです。

・マンスリー確認テスト(4月・6月・8月・10月・11月・12月)
・組分けテスト(3月・7月・1月)

得点次第で、マンスリー確認テストでは2クラスの昇降、組分けテストでは無制限のクラス昇降があります。

マンスリー確認テストは、テキスト5-7冊分程度が試験範囲になるテストです。範囲が決まっているので対策しやすく、その分平均点も高め(500点満点で270-300点程度)です。

算数に関しては、大問5-6くらいまでの120点分は、テキストに載っているCレベルまでの類題で構成されており、Dレベルあるいは応用としての問題は、残り30点程度ですので、テキストを繰り返し演習することで、成果が出やすくなっています。

組分けテストは、範囲がありません。

幅広い分野から、様々な観点での出題が見られ、一般常識を問われたり、長文を読解して出題者の意図の把握を求められたりします。

その分平均点は低め(500点満点で240-270点程度)です。

算数に関しては、大問3くらいまでの60-70点分が計算と小問集合になっていて、大問2や3でも後半の問題は難易度の高い小問が含まれていることがあります。

その反面、大問4以降の問題でも(1)だけなら容易に正解できる、というようなこともあって、問題の見極めや時間配分などの「テスト中の対応力」が重要になってくるテストです。

ですから、まずはマンスリー確認テストでのクラスアップを目指しましょう。

単元学習を一つひとつ進めていくこと、デイリーチェック(前回範囲の小テスト)で高得点を取れるようにすることが大切です。

組分けテストで結果を出して一気にαクラスに入ろう、と意気込んでも、なかなかうまくいかないことが多いですし、まだ時間は十分にありますから、まずは週例のメニューをしっかりこなしていくことから考えていった方が近道であると言えます。

Q 4年生です。先生によく「見直しをしましょう」と言われますが、どうすればいいのですか?

A 「見直しをしましょう」と言われても、何をすればよいかわからない、ということがよくあります。

たとえば、以下のような計算問題だったらどうでしょう。

72‐□÷4=17

正解は□=220です。手順としては、72-17=55、55×4=220として正解に至ります。

A君は、72+17=89、89×4=356としてしまいました。逆算の理解不足のミスです。

B君は、17×4=68、72-68=4としてしまいました。計算の順序の理解不足のミスです。

C君は、72-17=45、45×4=180としてしまいました。引き算の計算ミスです。

この3人が以下のうち、どの方法で見直しをしたら効果的か、確認していきましょう。

① もう一度新しい問題だと思って解いてみる。(=解き直し)

② 自分が出した答えを□にあてはめて計算してみたら、正しい計算結果(220)になるかどうか確かめる。(=当てはめ)

③ 計算の時に書いた後の式をたどっていく。その方法が本当に正しいかどうか、確かめる。(=手順確認)

結論から言うと、以下のようになります。

〇=効果的、✕=効果なし

①解き直し ②当てはめ ③手順確認
A君
B君
C君

これを詳しく解説していきます。

A君の解答例356の場合、逆算の理解不足が起きているため、①の方法は同じ間違いを繰り返す可能性が高いです。

②の方法は、72-89ができないことに気づくので、ミスに気づくことができ、解き直して正解するチャンスが生まれます。

③の方法は、アー□=イの時に、□=アーイと計算する必要があることを確認することで、解き直して正解できる可能性があります。

B君の解答例4の場合、①②の方法は「72-□をはじめにやる」、と思い込んでいるため、同じ間違いを繰り返す可能性が高いです。

③の方法は、計算の順序のきまりがなかったか、今までの経験を思い出すことによって、解き直して正解できる可能性が生まれます。

C君の解答例180の場合、①の方法は、解き直しで繰り下がりの引き算のミスにきづくことができる可能性があります。

②の方法は、72-45=27となり、17に一致しないので、これも間違いに気づける可能性があります。

③はC君の解法は手順としては正しいため、間違いに気づくことはできません。

このように適切な見直し方法は、人によって異なるということが言えます。結論としては、「自分が起こしやすいミスに相性の良い見直し方法をしましょう。」ということになります。

最後に、見直し方法選択は、テスト中のどのタイミングで行うか、ということも重要で、

・思い込みや焦り(=精神衛生の管理)
・ミスしやすいパターンの理解(=客観視)
・知識の使いこなしに不安がある(=積み重ね)

などのそれぞれの不安要素によって、適切な見直しの方法に違いが出てきます。

この点は、また解説する機会を設けたいと思います。

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