【質問1】「面接で言葉にできず、答えられない」ことへの対策について
面接でうまく話せないお子様は少なくありません。
大切なのは「正しく答える」ことよりも、「自分の言葉で安心して話せるようになる」経験を積むことです。
アドバイスと練習方法
1.短くてもOK!本人の言葉を大切に
例:「好きな遊びは?」→「すべり台!」だけでも十分です。まずは「一言でもいいから口にする」ことを目標にしましょう。
2.親子対話の時間を習慣に
「今日は何して遊んだ?」「どうして楽しかったの?」など、日常会話の中で「理由を話す」練習をしていきましょう。繰り返すことで、言葉が自然と出てくるようになります。
3.ロールプレイで面接ごっこ
1日5分程度でもよいので、面接形式で親御様が質問し、お子様が答える「ごっこ遊び」を取り入れてください。慣れの中から自信が生まれます。4.録音・録画で振り返り
録音して一緒に聞いたり、動画で表情を確認したりすることで、お子様が自分の声や話し方に慣れ、次第に自信がつきます。
録音して一緒に聞いたり、動画で表情を確認したりすることで、お子様が自分の声や話し方に慣れ、次第に自信がつきます。
【質問2】「ハサミがうまく使えない」場合の練習方法について
ハサミは「指の力・手の分離運動・空間認知」など複合的な力を必要とするため、焦らず段階的にステップアップすることが大切です。
おすすめの練習方法
1.持ち方の確認
親指を上に、輪の中に人差し指と中指を入れ、肘が開きすぎない姿勢を確認します。「親指は空に向けてね」と声かけしましょう。
2.切りやすい紙からスタート
画用紙などの「やや厚めで折れにくい紙」から始めてください。コピー用紙やチラシなど、薄い紙は難易度が高いです。
3.まっすぐの切り線からスタート
-
- まずは「短い直線」を切る
- 次に「長い直線」→「波線やジグザグ」→「丸」などに進みましょう
→進度はゆっくりで構いません。
4.切ったもので工作する楽しさを
切った紙で「冠を作る」「お弁当を作る」など、成果が目に見えると意欲も高まります。
5.指先を使う遊び全般が有効
シール貼り、洗濯ばさみ遊び、粘土で丸める、折り紙などもハサミ動作に必要な力を育てる練習になります。
お子様の発達は個性がありますので、できること・できないことに一喜一憂せず、
「昨日より一歩」を大切にしてください。
努力している姿そのものが、試験官にとっても印象的に映ります。
何か不安やお困りのことがあれば、いつでもご連絡ください。
心より応援しております。