勉強方法

開成中・灘中・筑波大附属駒場中・東大現役合格を可能にする勉強法とは

SOCRAでは、私が難関中学・大学に合格した経験で必要不可欠だと感じたことを実践しています。

基礎の大切さを知ること

勉強において大切なのは、理解することではなく使いこなすことです。私がそれに気づいたのは小学5年生の時でした。目の前にあるドリルを全部解き終えてしまい、物足りなくなった私は、その解答を全部消しゴムで消して、もう一度解き直していました。私はその過程で、「数字の論理に対する自分なりの捉え方」を身につけていったような気がします。
ある種の「型」と言い換えてもいいこの感覚を駆使して、2回目以降はスピードを意識しました。するとスピードは上がっているにもかかわらず、なぜか正確性も向上していたのです。素早く処理することはケアレスミスを誘発すると考えがちですが、実はその逆で、見直す余裕が生まれてミスは減ったのです。

 

難問への挑戦

基礎が定着すると応用問題に萌えあう機会が増えてきました。中には1週間以上も考えたのに答えが出せない問題もありました。考えに考え抜いた自分なりの解答。答え合わせの時には胸がワクワクしましたが、答えが合っているかどうかは正直なところあまり気になりませんでした。それよりも模範解答の解法と自分の解法との間にある差を見つけ、「次にこのような問題に出会った時、どのような論理を構築すれば対応できるのか」を客観的に分析することに力を注いだのです。そして得た知識や経験が、さらなる難問への挑戦の動機づけとなりました。

 

学習習慣を身につけること

また、中学高校時代は中間・期末テストや夏休みのレポートなど、期限が設定された課題が課せられるようになると、その期限に合わせて結果を出そうという意識が芽生えました。毎日の授業の内容をその日のうちにノートにまとめ直しました。もちろん敬遠してしまいがちな分野もあれば、部活で帰宅が遅くなり深夜までかかることもありましたが、必ず間に合わせるということを徹底し、誘惑に負けずに自分を律して、いつかやっておいて良かった、と思う時が来ることを信じて、学習習慣を身につけていきました。

 

私はこのような姿勢の継続と「知ること」そのものへの欲求との相乗効果こそが、開成中をはじめとする難関私国立中の合格と東京大学理科一類の現役合格と言う成果につながったと思っています。

 

SOCRAでは

私たちSOCRAでは、みなさんの現在の学力に応じて、基礎を駆使すること、論理的に考えること、課されたものに対して間に合わせること、を実践しています。
まず反復演習課題により「型」を身につけさせ、その正解率にこだわるのではなくどのような使い方を学んだのかを一つ一つ確認していきます。そしてテストでその理解度をチェックし、構築された自分なりの論理の有用性を体感してもらいます。またいつも自分の目標を設定し、それに合わせて作られた個人カリキュラムに従って学習していきます。そしてやる気にさせる対話を重視することによって、勉強に対する意欲を持ち、主体的に「知ることの楽しさ」を追求していく姿勢を身につけてもらいます。

「授業の時間が終わったから帰れる!」ではなく「次の授業までにこんな自分になろう!」と思って帰っていく。そういう毎日の積み重ねが自分を律することにつながり、大きな差となって結果に現われてくるのです。これこそが一貫教育を有意義にするSOCRAの指導理念に基づく「最強の勉強法」です。

進学塾SOCRA&jr.
一流中・医学部・東大受験指導科
原 淳一

数学青チャート勉強法

青チャートの3つのパターン

例題の問題文のみを見て、解けそうかどうか考えてみましょう。およそ3つのパターンに分類できると思います。

①ほぼ頭の中で解法がイメージ出来て、落とし穴となる部分が予見できるもの

②やってみないとわからない、紙とペンで試行錯誤してみようかなと思うもの

③まったく手掛かりがつかめず、お手上げ状態なもの

このうち、①のものは、実際に解法を確かめてみて下さい。解法・注意ポイントがしっかりと意識できているのであれば、計算ミスがない限りは解ける問題です。もしミスがあったとしたら、それは自信を持って間違えた!ということにもつながりかねないことなので、本当に使える解法なのか、先生に相談をしてみたほうが良い問題です。多くは根本的な間違いを抱えています。どうすれば良いのかを考える必要があります。

②のものは、実際に取り組んでみて下さい。取り組んでみて、上手に解答できているのであれば問題はありませんが、計算の無駄があったり、もっと効率の良い解法があったりとするかと思います。今後のための改善点を頭の中で整理しておくととても良いと思います。

③のものがあるということは、それは致命傷になりかねない部分です。方針・解答・解説のところを読んでみて、解答を真似て書いてみましょう。この時にも「見ながら写す」ではなく、「理解してから思い出して書いてみる」のが良いです。しっかりと解法の原理を理解した上で、吸収していくことが大事だからです。もし、原理そのものが理解できないようであれば、先生に解説をしてもらうと良いと思います。

青チャートの勉強法

青チャートは、網羅系の問題集です。基本的解法を理解し、思考力をつけていくことで、難関国公立でも十分戦えるほどの実力をつけることができる本だと思います。ただ、それを総合演習まで完全にやりきるのは膨大な時間がかかります。本当に今の自分に必要なものを身に着けていくためにも、自分の身の丈に合ったレベルから、コツコツと積み重ねていく必要があります。演習する問題のレベルが低すぎても時間の無駄につながりますし、高すぎても理解できなくて無駄に終わるでしょう。だからこそ、自分の学力をきちんと理解してくれている先生に出題をしてもらい、適切な順番で、適切な時期に演習を行うことが、無理なく無駄なく確実にステップアップしていけることにつながります。学びエイドなど映像教材を補助的に見るのも有効です。学習時間が確保できる今だからこそ、青チャート解法チェックを進めてみませんか?

進学塾SOCRA&jr.
一流中・医学部・東大受験指導科
河野 祐嗣

体系数学の学び方

まずは体系数学から始めよう!

 体系数学シリーズは中高6ヵ年の内容を学習指導要領にとらわれない体系的な配列で再編成した教材です。例えば中学1年生で習う「方程式」と高校1年生が習う「不等式」は自然につながる内容であり、体系数学では「方程式」の後に「不等式」を学ぶカリキュラムとなっています。そのような多くの中高一貫校で採用されており、昔から算数数学の勉強をしていて数学がずば抜けて得意、という方以外は中学段階においてはまずこの体系数学を学べば大学入試に向けた中学段階の数学の理解としては十分です。この長期休みに、より一段数学の力をつけるための体系数学の学び方をお伝えします。

 

体系数学を制するものが中学数学を制する!

 体系数学では基本的な事項や問題が教科書にまとめられており、体系問題集で演習することにより力がつきます。体系問題集はLevel A, B(と部分的にC)と難易度別に問題が分かれていて、基本に不安のある人はLevel Aを確実になるまで反復しましょう。「Level A」=「簡単」というわけではないのです。学校の定期テストでもLevel Aの問題が出てくる割合は高く、数学が苦手だと感じる人はLevel Aを確実にするだけで理解度や得点力はかなり上がると思います。ただし、さらなる高みや定期テストで高得点を望むためにはLevel Bの問題の理解も不可欠になります。Level Bの問題は難易度が高く、一朝一夕でできるものではないです。そのため、Level Bをこれから頑張りたいという方には、以前に習った単元のLevel Bに挑んでみることをお勧めします。長期休みは過去の振り返りをする絶好のチャンスです。逆に言えば、通学しながらの学習は今やっている分野に追われてしまうため、復習をするのは難しいと思います。「体系数学さえやれば大丈夫」と信じてこの長期休みを体系数学に注ぎましょう。

 

チャート式体系数学も見てみよう

体系数学シリーズには「チャート式体系数学」という参考書があります。体系問題集に載っている問題の中で基本的なものや重要なものについて、例題を通して解法が詳しく解説されています。体系問題集で分からない問題がある時は、チャート式で似た問題を解いてみましょう。実はチャート式は高校数学では標準的な参考書であり、大学受験まで続くものです。今からチャート式を通した勉強に慣れておくと将来有益でしょう。

 

体系数学は中学の参考書だけでは足りない!?高校の参考書も見てみよう!

 体系数学は前述の通り、中学の内容だけでなく高校の内容も含まれます。中学の参考書を手に取ってしまうかもしれませんが、調べたい・練習したい項目が載っていないことが多々あります。そんな時は高校の参考書を見てみると役立つ情報や問題・解法が載っているということがあるのです。ただし、自分で参考書を調べたり有用なところを抜き出したりするのはとても難しく、時間がかかることです。ぜひソクラの先生に相談してもらい、効率よく勉強するようにしましょう。

進学塾SOCRA&jr.
一流中・医学部・東大受験指導科
山下 慎司

英語 夏期講習からの学習法(高1・2/受験基本編)

秋以降の飛躍的な伸びを実現するには、基礎・基本の徹底を!

・受験生は受験本番までまだ時間があるように思える時期ですが、残り半年を切っています。焦ることはありませんが、秋以降は発展内容や過去問演習をやっているとあっという間に冬です。夏休みが終わってしまうと、基本の復習をしている時間はほとんど取れないかと思われます。英語は基礎・基本が何より大事。基礎・基本がほとんどすべてなんだと言っても過言ではないと私は思っています。夏の期間にしっかり基礎・基本をおさえておきたいところですね。

 

英語の基本は文法と単語!

・基礎・基本と言われてもいったいどうすれば…?とみなさん思いますよね。英語の基礎・基本は、単語と文法です。みなさんも何となく気づいていながら、なかなか手を付けられないでいるのではないでしょうか?まずは教室に来て、一緒に文法から始めませんか?私はまずは文法から始めて、英語を楽しみながら理解していって欲しいと思っています。わかると英語も面白くなるかもしれませんよ?単語は文法をやりながらゆっくりやっていきましょう。単語についても、ただ暗記するだけじゃなくて、その語にまつわるお話も出来るだけしていきたいと思います。

 

まずは授業をしっかり受けよう!そしてすぐに復習だ!

・予習自体は軽くでOK。でも、授業はしっかり受けましょう。みなさん他の科目の学習など時間をとらなくてはいけません。私の授業は、予習なんてなくてもしっかり理解できるようになっています。(もちろん、問題演習型の授業は問題を解く予習が必要ですが、それ以上は不要です。)その代わりに、復習はしっかりやってください。しっかり復習して、「授業でやった英文はぜーんぶ覚えちゃった!」というのが理想です。それも、すぐに復習。授業を受けて、帰ったらその日のうちにすぐ復習してほしいと思います。

 

復習の基本は、「やった問題は完璧」に!そして音読!

・先ほど言いましたように、授業でやった問題を完璧にすれば大丈夫。他の教材に浮気するのはNGです。復習もお家で机に向かっているだけだと飽きます。結構つらくなります。そんな時は、大きな声で音読してみるといいですよ。最初は家族が気になったりすると思いますが、気にしないこと。自分のすばらしい(あるいは、すばらしくない)音読を聞いているうちに楽しくなりますよ。実は私も英語は全然覚えられなかった(受験の時は一番ダメな科目)のですが、音読で一気に英語力が生まれ変わりました。10回読むと楽しくなります。20回で自分の中の変化を感じます。30回でもうやめられなくなります。音読で、文法・読解力・単語、さらにはリスニング力もつきますし、英作文もできるようになります。音読についてはまた改めて効果を説明しますが、とにかくおススメです。ちょっとした空き時間や、ほかの科目に飽きたときにやれるのも素晴らしい点です。みなさんもぜひやってみましょう。

進学塾SOCRA&jr.
一流中・医学部・東大受験指導科
清宮 貴之

英文法の大切さを考えてみよう

目まぐるしく変化を遂げる社会の中で、求められる人材モデルも変容し、2020年「新学習指導要領の導入」「大学入試改革」「英語改革」の3つの教育改革が行われました。

そのうちの英語改革については、以下の通りです。

・小学3・4年生での外国語活動の開始

・小学5・6年生での教科としての英語導入

・中学高校での授業の原則英語での実施

・大学入試での4技能※評価の導入

※4技能:スピーキング、ライティング、リーディング、リスニング

このように英語教育の早期化とこれまでのインプット中心(リーディング、リスニング)から、発信型の技能が問われることとなります。この背景には、グローバル化が進む社会において「使える英語」の習得が要請されているところにあります。

 上記4技能について考えるとき留意しておきたいこととして、それぞれの技能は独立したものでも、いずれかの技能が基礎となって他の技能が成立するといった垂直的な関係でもなく、4つの技能は本来相互に補完し合う関係であるということです。

 ここでもう一つ注意しておきたいのが、4つの技能の水準を決定づける要素の存在です。それが知識力と思考力となります。では、知識力や思考力とはどのようなものでしょうか。知識力は、文法知識、語彙、背景知識、文章構成の型の理解といった思考する上での必要条件となる、いわば思考する上でのツールの多寡と考えられます。思考力は、これらの知識を、課題文や放送を理解するとき、問いに対して解答する上での条件整理をするとき、解答や意見としてまとめあげるときといった、場面に応じて運用できる力及びその瞬発力と考えられます。

 今述べたことを前提として、表題にある「英文法の大切さ」とは何かを考えてみましょう。まず、文法力と一口に言いますが、3つの段階があります。以下の通りです。

1、文法知識として個々の項目を理解する段階。

2、文章理解や解答のために必要な知識を吟味し運用できる段階。

3、2のレベルを瞬時にできる段階

このように文法力には習熟度によって意味するところが変わってくるのです。また、1の段階では、知識としての理解にとどまるため「使える英語」を目標としたときには大きな隔たりがある状態です。ここから少しずつレベルをあげていく上で、ジャンルを問わずたくさんの英文や問題にあたることを通して、実際に文法の知識を使っていく経験を積んでいくことが必要ですが、折に触れて基本となるフレーズや文の理解や暗唱に努めることも大事になります。「できる」ことを増やすことと「わかる」ことを深めることのバランスを取りながら継続することが肝要となります。どのような英文も自分の立場に置き換えて接し、実際に使用する場面を想定して、自分なりに多少のアレンジを加えてみるといった能動的な姿勢が、生きた知識へと高めるコツではないかと思います。文法を正しく理解し、使いこなすレベルまで高める意識を持って取り組めば、具体的な成果として、

・難解な英文も正確に理解できる

・文章の展開に予測がつく

・英文の組み立て方がわかるので、自分の考えたことを言葉にできる

・解答の理由づけに自信が持てる etc.

といった、多くの利点があります。「使える英語」の修得が最終的な目標とはなりますが、その通過点としての受験英語を考える際、テストである以上点数がつくものである必要があることを踏まえると、正誤のはっきりするもので構成されていることがほとんどですので、その判断において、なんとなく読めた(聞けた)といった理解では太刀打ちできないのです。文法の修得は、そうした曖昧さを排し、正確な理解と理路整然とした解答への道標となることは間違いありません。SOCRAの生徒の皆さんが、英語の4技能が意味するところを理解し、その達成のために必要な勉強を正しく積み重ねていってくれることを願ってやみません。 

進学塾SOCRA&jr.
一流中・医学部・東大受験指導科
大熊 将吾

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